シャープは6月4日、電子辞書「Brain(ブレーン)」シリーズの新モデル「PW-AC11」(旅行モデル)および「PW-AC21」(TOEICテスト対策モデル)を発表した。発売は6月22日で、価格はいずれもオープン。推定市場価格はいずれも2万円前後となっている。

旅行モデル「PW-AC11」

TOEICテスト対策モデル「PW-AC21」

いずれも外国語コンテンツの利用をメイン用途に想定し、スピーカーを搭載するモデル。自宅で学習する際はスピーカーでリスニング、外出先や通勤通学時に学習する際はイヤホンで、とシチュエーション別に最適な音声出力方法を選べる。また、片手で持って操作できるデザインを採用するため、海外旅行時に持ち歩きながらフレーズを確認したり、通勤通学の電車内で立ちながらTOEICの学習をしたりするのに最適だ。

PW-AC11は10カ国語に対応し、17冊の旅行会話コンテンツを含む全22コンテンツを収録する。海外旅行時のツールとして人気が高い「旅の指さし会話帳」10冊が新たに追加された。

一方のPW-AC21は「OXFORD現代英英辞典」を含む全17コンテンツを収録。TOEICテストの全パートを網羅する入門テキストや模試など、英語学習の実践的コンテンツを多数収録する。また、リズムに乗せた発音を繰り返し聴くことでリスニング力を向上させる「チャンツ」機能も搭載。

ハードウェアの仕様は、モニターが2.4型・320×240ドットのカラー液晶方式で、電源は単4形電池×2本、単4形アルカリ乾電池×2本での使用時間は約120時間となっている。サイズはW71×D21.5×H128mm(突起部含む)、重量は約120g(電池・タッチペン含む)だ。

なお、旅行先で便利な通過換算も可能な12桁表示の電卓機能も内蔵されている。