マランツは6月1日、AVサラウンドレシーバー「NR1403」「NR1603」を発表した。NR1403は6月下旬発売でNR1603は7月下旬発売。希望小売価格は、NR1403が50,400円で、NR1603が84,000円となっている。

コンパクトな筐体でリビングに置いても圧迫感を感じさせないAVレシーバー。左が5.1chモデルの「NR1403」で右が7.1chモデルの「NR1603」

NR1403は5.1chモデルでNR1603は7.1chモデル。両モデルとも、W440×D367×H105mmのコンパクトな筐体を採用している(重量は8.3kg)。

いずれも、入力6系統/出力1系統のHDMI端子を装備しており、切り換え器などを利用しなくても豊富な機器を接続できる。また、HDMI入力のうち、1系統はフロントパネルに配置されており、ポータブル機器やビデオカメラなどとの接続もスムーズに行うことが可能。

「NR1403」(左)と「NR1603」(右)の背面パネル

パワーアンプ部はフルディスクリート構成で、実用最大出力は、各チャンネルとも80W(6Ω)。音場設定ツールは、複数のポイントで測定を行う「Audyssey MultEQ」を採用している。ラジオチューナーは、NR1403ではAM/FMチューナーが、NR1603ではFMチューナーのみ内蔵されている。

NR1603では、アナログビデオ入力からの信号をHDMIに出力するビデオコンバージョンと1080pまでのアップスケールに対応。また、AirPlay、DLNA 1.5に対応したネットワーク機能を搭載しており、インターネットラジオの聴取にも対応する。さらに、NR1603の基本操作が可能なアプリ「Marantz Remote App」に対応。同アプリはiPod touch/iPhone用だが、2012年夏にはAndroid版もリリースされる予定だ。