日立システムズはこのほど、日立製作所のネットワークストレージ「Hitachi Virtual File Platform」に保存した大容量のデータを、日立システムズのデータセンターに構築したストレージ環境にインターネット経由で自動的にバックアップする中堅・中小規模企業向け「クラウドバックアップサービス」を販売開始すると発表した。

同サービスは、1TBのバックアップデータ容量から利用が可能で、インターネット回線を通じてデータを暗号化してやり取りするため、安価な月額費用で利用できる。

具体的には、専用のバックアップソフトウェアを使うことなく、設定したスケジュールに従って自動的にデータがバックアップされるため、バックアップ業務に関わる業務の負荷を削減できる。加えて、国内外の複数拠点でファイルサーバを分散管理している場合も、バックアップデータを一元管理することが可能であり、事業継続対策としても利用可能。

「クラウドバックアップサービス」の仕組み

利用率が低いファイルはショートカットとして表示し、必要な時だけ呼び出すことが可能な「階層化対応メニュー」も準備されている。

価格は、初期費用が1ユーザー当たり15万7,500円から、月額費用が1TB当たり4万7,250円から、ネットワークストレージ(Virtual File Platform 50)が物理容量4TBから/1台当たり99万7,500円からとなっている。ネットワークストレージの月額利用モデルも今後提供予定。