3G/4Gデータサービスを契約していなくても、Intelプラットフォームを採用したモバイルデバイスを使えば、モバイル時にメールやソーシャルネットワークなどのデータが自動的にアップデートされるようになるかもしれない。米Devicescapeが30日(現地時間)に、UltrabookやIntelベースのタブレットの接続性を向上させる取り組みをIntelと進めていることを明らかにした。
Devicescapeによると、具体的には同社のCurated Virtual Network (CVN)をIntelのSmart Connectテクノロジで利用できるようにしようとしている。CVNはクラウドソースされたデータを基に、無料で使用できる公共およびプライベートのWi-Fiホットスポットをカスタマイズしたネットワークだ。品質、接続性、スピード、安全性などを厳しく吟味し、その結果、同社の基準を満たすWi-Fiホットスポットは10%未満であるという。それでも現在、グローバル規模で800万カ所以上のアクセスポイントを備えたネットワークに成長している。
Intel Smart ConnectテクノロジはPCがスリープ状態になっても、無線ネットワークにアクセスできる状態においてデバイスが低消費電力状態で一時的に復帰して、データ同期やコンテンツのアップデートなどを行う。CVNを対応させることで、Wi-Fi機能しか備えていないPCであってもモバイル時にシームレスにSmart Connectを利用できるようになる。