米NVIDIAは、GeForce 600シリーズGPUのローエンドモデルとして、「GeForce GT 630」ならびに「GeForce GT 620」、「GeForce GT 610」の3モデルを追加した。GPUコアはKeplerではなく、前世代のFermiが採用されており、GeForce GT 500/400シリーズのリブランドGPUと見られる。

「GeForce GT 630」のリファレンスカード

GeForce GT 630の主な仕様は、SP(CUDAコア)数は96基、コアクロックは810MHz、シェーダクロックは1,620MHz、テクスチャユニット数は16基、ROP数は4基、メモリタイプはDDR3/GDDR5、メモリ接続バスの帯域は128bitで、動作クロックはDDR3が1,800MHz(データレート)/GDDR5が3,200MHz(データレート)。TDPは65W。製造プロセス40nmで、トランジスタ数5億8,500万個のGF108コアがベースと見られ、DirectX 11/Shader Model 5.0をサポート。

「GeForce GT 620」のリファレンスカード

GeForce GT 620は、上記のGT 630からコアクロックを810MHz→700MHzへ、シェーダクロックを1,620MHz→1,400MHzへ、メモリタイプをDDR3のみ、メモリ接続バス幅を64bitへとスペックダウンしたもの。TDPは49W。

「GeForce GT 610」のリファレンスカード

GeForce GT 610の主な仕様は、SP(CUDAコア)数は48基、コアクロックは810MHz、シェーダクロックは1,620MHz、メモリタイプはDDR3、メモリ接続バスの帯域は64bitで、動作クロックは1,800MHz(データレート)。TDPは29W。こちらはGF118コアがベースと見られる。