カナダのResearch In Motion(RIM)が提供するBlackBerryスマートフォン向けアプリとして、チャットアプリの「カカオトーク(KakaoTalk)」が登場した。BlackBerry App Worldから無料でダウンロードできる

「カカオトーク」は、無料で1対1のチャットやグループチャットができる人気のスマートフォンアプリで、すでにリリースされているiOS版やAndroid版は全世界で4000万人以上のユーザーに使われている。BlackBerry向けのカカオトークは、2011年8月にベータ版としてリリースされていたが、このほどBlackBerry App Worldで正式公開された。

初回起動時に電話番号を登録し、SMSによる認証を行うことで利用が可能になる。BlackBerryのアドレス帳に登録されている友達がカカオトークを利用している場合、アプリ内の友達リストに自動で追加され、すばやくチャットを始めることができる。チャット時には、カカオトーク独自の絵文字を送信できるほか、写真やボイスメッセージを添付することも可能。ただし、iOS版やAndroid版で利用できるイラスト風絵文字や無料通話には対応していない。メッセージを受信したときにはLEDインジゲーターの発光により通知が行われる。

BlackBerryスマートフォン向けチャットアプリ「カカオトーク」

初回起動時に電話番号を登録し、SMSで認証を行う

アドレス帳内のカカオトークのユーザーが友達リストに自動で追加される

絵文字を入力したメッセージを送信できる

BlackBerry版独自の機能として、QWERTYキーボードによるショートカットに対応している。友だちリストやチャット一覧のタブを「q」「w」キーで切り替えられるほか、チャット画面では入力エリアにカーソルが合っていないときであれば、「p」キーですばやく写真を添付することが可能。

写真やボイスメッセージを添付して送ることも可能

キーボードショートカットにも対応している

BlackBerry端末同士でのチャットでは、RIM純正アプリの「BlackBerry Messenger(BBM)」が人気だが、iPhoneやAndroidといった異なる端末とのチャットでは、これまで「Googleトーク」やサムスンの「ChatON」などのアプリを利用するといった手段はあったものの、メジャーなチャットアプリはなかった。カカオトークのBlackBerry版の登場により、iPhoneやAndroidのユーザーとも気軽にチャットができるようになるだろう。