日立システムズと日立製作所は5月8日、基幹系業務システムなどに蓄積された購買実績データの可視化とユーザーによる多次元分析機能により、戦略的な購買活動を支援する「SaaS型BIサービス/購買実績分析」の提供を6月14日から開始すると発表した。

同サービスは、日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」の企業間ビジネスメディアサービス「TWX-21」のSaaS事業支援サービスを利用し、TWX-21上で提供している消耗品・補修部品などの「MRO集中購買サービス」を併せて利用することも可能。

ユーザー企業の調達部門は同サービスを利用することで、組織ごとに継続的な確認が必要となる原価低減率やグリーン調達率などの調達KPIや主要な購買データを一覧化したコックピット情報をタイムリーに把握することが可能となる。

「SaaS型BIサービス/購買実績分析」の利用イメージ

「購買実績分析サービス」画面例(コックピット情報)

取引先ごとの原価低減率レポートや分類ごとの単価トレンドなど、あらかじめ用意されたレポート(テンプレート)だけでなく、より自由度の高い多次元分析機能を活用することにより、より戦略的な購買活動の実現を支援する。

「SaaS型BIサービス/購買実績分析」の主な機能一覧

同サービスの価格は1社当たり7万3,290円となり、5月8日より日立システムズが販売(申し込み受付)を開始する。