日商エレクトロニクスは企業の利用を前提としたスマートデバイス対応のオンラインストレージサービス「Oxygen Cloud」の国内販売を開始した。また、企業が保有するオンプレミスのストレージシステムを利用する「Oxygen Cloud Enterprise Grid」を提供すると共に、同サービスのパートナープログラムを設定し、パートナー企業を募集する。

Oxygen Cloudは米Oxygen Cloud社が提供するクラウドサービスで、日商エレクトロニクスはその戦略的パートナーとして日本国内でのサービス展開・マーケティング・日本語によるユーザーサポートなどを行う。

保存されるデータや通信が暗号化される「Oxygen Cloud」

同サービスはスマートデバイスからもアクセスが可能なオンラインストレージで、専用クライアントによりマルチデバイス間でスピーディにファイル共有が可能。PCからはドライブとして認識されるので、柔軟なファイル運用が可能だ。

企業の利用を前提に、データや通信のセキュリティ、IT管理者による利用者のアクセスコントロールに対応。データの保存先を、企業が内部に持つオンプレミスのストレージシステムに設定できるため、企業ユーザーがデータを自社のコントロール下に置くことが可能だ。

また、パートナープログラムとして、スマートフォンやファイルサーバ等のソリューションと同サービスをインテグレーションする「ソリューションパートナー」と、連携するアプリケーションやサービス等を開発する「アプリケーションパートナー」を募集。より付加価値の高いクラウドサービスの創出を推進する考え。

ライセンス体系と価格は下記の通り。

エディション Free Grid Team Grid Enterprise Grid-100
ユーザー数 無制限 無制限 無制限
スペース数 1 10 25
パブリッククラウドストレージ容量 5GB 100GB オプション
オンプレミスストレージの利用 - -
価格 無償 9,000円/月、9万円/年 144万円/年