第2世代Core iプロセッサを搭載し、一般的なモバイルノートと比べても遜色ないパフォーマンスを持つオンキヨーの「TW3A-A31C37H」。バッテリーも通常使用には十分なだけの駆動時間を実現しており、スレートPCとしての完成度は高い。

インタフェースやストレージ容量が少なめなところが若干気になるが、ネットやメールなどの使用がメインなら大きな不満は感じない。クラウドサービスを積極的に使っている人なら、ストレージ容量の少なさはあまり気にならないはずだ。

個人的には、本機がその本領を発揮するのはWindows 8の新しいMetro UIと組み合わせたときだと思う。もっとも、新OSにはハードやソフトの互換性問題がつきもの。そのため、安定したWindows 7を搭載した本機を今のうちに確保しておき、様子見しながらWindows 8導入を検討するというのもひとつの手だろう。

いずれにしろ、Windows用のソフトウェアが動くというのはiOSやAndroid OSにはないメリット。それらのOSを搭載したタブレット端末や、従来のAtomベースのスレートPCに不満を感じていた人には、とくにおすすめしたい製品である。

製品名 TW3A-A31C37H
CPU Intel Core i3-2367M(1.40GHz)
チップセット Mobile Intel HM65 Express
メモリ 2GB
ストレージ 32GB SSD
グラフィックス Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵)
ディスプレイ 11.6型ワイド(1,366×768ドット)
ネットワーク IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 3.0+HS
インタフェース USB 2.0×1、miniHDMI×1、ステレオミニジャック×1
Webカメラ 130万画素
拡張スロット SDメモリーカードスロット×1
サイズ/重量 約W299×D209×H18mm/約1.09kg
駆動時間 約6時間30分
OS Windows 7 Home Premium SP1(64bit版)
直販価格 94,800円(上記構成の場合)