スマートフォンと固定通信を1本化しておトクに

auスマートバリューの内容をあらためて確認するとともに、他社の割引サービスもあわせて確認してきた。現在すでに、auのスマートフォンと指定の固定通信サービスを両方利用している場合は、auスマートバリューに申し込むことにメリットがあるのは間違いない。しかし、auのスマートフォンを利用しているが、他社の固定通信サービスを利用している場合や、指定の固定通信サービスを利用しているが、自分や家族が他社のスマートフォンを利用している場合もあるだろう。

ここからは、auスマートバリューの特長を踏まえて、乗り換えのメリットを考えてみよう。まず、auスマートバリューの特長は、同居の家族全員のスマートフォン料金が割引されることだ(上限10回線)。例えば、3人で利用すると毎月最大4,440円の割引となり、4人の場合は毎月最大5,920円が割引される。これを2年間で計算すると、3人で最大106,560円の割引、4人で最大142,080円の割引となる。通信料金を抑えたい家庭にとって、この割引が効果的なのは間違いない。

同居の家族全員のスマートフォン料金が割引されるため、auのスマートフォンを利用している家族が多いほど、割引額が大きくなる

また、auのスマートフォンは、iPhone 4Sのほか、WiMAX対応スマートフォン、おサイフ・ワンセグ・防水対応の全部入りスマートフォンとラインナップが豊富であり、他社の携帯電話やスマートフォンから乗り換える際にも遜色ないといえる。auひかりなどの指定の固定通信サービスを利用している場合は、家族でauスマートフォンを利用して、auスマートバリューを最大限に活用したいところだ。

固定通信サービスの乗り換えの際には、上下ともに最大1Gbpsを誇るauひかりの回線速度がポイントになるだろう。auひかりの光回線であれば、動画などの大容量コンテンツを視聴したり、ダウンロードするのも快適だ。また、自宅でスマートフォンを使用する際に、Wi-Fiで接続すれば、スマートフォンでアプリをインストールしたり、動画を視聴するときも快適に利用することができる。

さらに、auひかりは、@niftyやBIGLOBE、So-netなど複数のプロバイダに対応しているため、プロバイダを変えることなく、回線のみを乗り換えられるのもメリットだ。なお、auひかりが提供されていないエリアでは、提携する他社の光回線やCATV回線を利用可能である。家族でauのスマートフォンを利用している場合などは、固定回線もauに乗り換えることで、快適かつおトクにインターネットを利用できるだろう。

auひかりは複数のプロバイダに対応しているため、プロバイダを変えることなく回線のみを変えることも可能

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auスマートバリューは、auのスマートフォンと、指定の固定通信サービスを利用することで、スマートフォンの月々の利用料金が最大2年間のあいだ1,480円割引されるサービスだ。スマートフォンはiPhone 4Sを含む全機種が対象となっており、固定通信サービスは「auひかり」のほか、提携する光回線・CATV回線が対象となっている。

KDDI以外の通信事業者もスマートフォンと固定通信サービスのセット割を提供しているが、利用できる固定回線の種類や割引額、対象となる世帯数などで、auスマートバリューが全般的に優位といえる。

スマートフォンを現在利用していて、固定回線を含めた通信料金を安く抑えたいという人や、スマートフォンへの乗り換えを考えているが、通信料金が高くなるのを懸念している人などは、スマートフォンと固定通信サービスをauに一本化しておトクに利用できる、auスマートバリューを検討してみてはいかがだろうか。