さまざまなガジェットとAndroidとを結びつける組み込み用基盤を無償提供するZeemote Technology
大型のエクササイズマシンを2台も持ち込んで注目を浴びていたZeemote Technology。同社が独自開発した組み込み用基板「Zeemote JM1」のデモとして設置しているもので、エクササイズマシンで運動すると、それにあわせてモニターやAndroid端末の画面に表示された3Dグラフィックの風景が流れていくようになっており、レースカーを動かしているような気分になれる。
エクササイズマシン自体は一般的に販売されている商品で、可動部分にセンサーを取り付け、さらに「Zeemote JM1」を搭載することで、Bluetoothによりエクササイズマシンの可動状況をAndroid端末にデータ送信、それに応じた画面表示を行うという仕組み。エクササイズマシン以外に、太鼓の中にセンサーと「Zeemote JM1」を内蔵し、バチで太鼓を叩くことでピンボールゲームを操作できるという活用例なども展示。「Zeemote JM1」自体は汎用的に利用できるため、アイデア次第であらゆるガジェットとAndroid端末を連携させることができるという。同ブースでは、「Zeemote JM1」を本イベントに来場した開発者向けに無償貸し出しするキャンペーンを案内していた。
テックファームは障がい者向けの文字入力ソリューションを開発
テックファームが展示していたのは、Android端末と専用のインターフェイスを組み合わせて、手や発声などに障がいのある人が文字入力できるようにするソリューション。大きなボタン型の装置もしくは同等の機能を有する専用アプリをインストールしたAndroidスマートフォンと、画面表示用のAndroidタブレットとをBluetoothなどで接続し、タブレット端末で起動している専用のアプリ上に文字入力する。
タブレット上のアプリにはソフトキーボードが表示され、大まかなエリアごとにフォーカスが規則的に移動する。入力したい文字が含まれるエリアがフォーカスされているタイミングでボタン装置に触れることで、さらに細分化されたエリアがフォーカスされ、最終的に目的のキーを選択して文字などを入力できるという仕組みだ。手が不自由な人は、ボタン装置をタッチする代わりに息を吹きかけて操作することができるほか、音声による文字入力にも対応。この技術を応用したiPad専用のTwitterクライアント「息鳥」も実演していた。
(記事提供: AndroWire編集部)