カシオ計算機は13日、2012年初頭に米国で開催された世界最大級の楽器・音楽機材のショー「THE 2012 NAMM Show」で公開した同社の最新シンセサイザーを国内にて発表する「XWシリーズ・デビューイベント」を、東京都の渋谷ディクショナリー倶楽部にて開催した。
オープニングでは、カシオ計算機 常務取締役の樫尾彰氏が登壇。これまでの同社電子楽器の歴史などを振り返りながらの解説、新機種「XW-G1」および「XW-P1」に託されたメッセージなどが熱く語られた。合わせて、the 2012 NAMM Showにおいて、BEST in SHOW2部門(GOTTA STOCK IT/COMPANY TO WATCH)受賞の報告なども行われた。
「Go Beyond sound」をテーマとしたXWシリーズにより、電子楽器の分野においても新しい音楽の楽しみ方を提供し、より多くの方々に演奏や音楽作りを楽しんでもらいたいと語る樫尾氏 |
前田氏により、HYBIRID PROCESSING、HEX LAYER、SEQUENCER SYSTEM、SAMPLE LOOPERなど、XWシリーズのコアテクノロジーが紹介された |
続いて、カシオ計算機 戦略統轄部 楽器企画室 室長の前田卓紀氏が、製品コンセプトや製品スペックなどに関して詳細に説明。XWシリーズのコアとなるサウンドエンジン「HYBIRID PROCESSING」(HPSS)をはじめ、複雑なアサインメントにも対応可能なレイヤー機能「HEX LAYER」、16ステップシーケンサー/フレーズシーケンサー/アルペジエーターといった自由度の高い「SEQUENCER SYSTEM」、さらに多彩なリアルタイムパフォーマンスを実現する「SAMPLE LOOPER」など、アーティストの創造力を加速する様々なツールが満載されているとのこと。
イベント後半には、DJ伊藤陽一郎(a.k.a. AKAKAGE)氏、およびシンセサイザーアーティスト守尾崇氏によるユニットが登場。「XW-G1」と「XW-P1」を大々的にフィーチャーしたライブパフォーマンスも特設ステージにて行われ、盛り上がりを見せていた。