ゲッティ イメージズ ジャパンは16日、東日本大震災に関する同社の復興支援プログラムについて、1年間の活動内容とその成果を発表した。

同社は2011年3月29日、東日本大震災の被災地を支援する複数プログラムの立ち上げを発表しており、日本のみならず全世界のゲッティ イメージズを巻き込み活動を進めていた。具体的な支援プログラムとその活動報告は以下のとおり。

同社社員による復興支援金

本プログラムでは、同社が全世界のゲッティ イメージズ社員に対し、イントラネット上で支援金を呼び掛けた。社員の寄付した金額と同額を同社が負担することで、その金額は1万8,900米ドルに。支援金はすでに、米国・英国赤十字社、日本赤十字社に送られたという。

特設サイトの開設

震災後、同社は震災の情報やそれに関連する情勢を知りたい人々のため、写真をわかりやすく整理した特設サイトを立ち上げた。サイトは震災から1年経過した2012年3月11日にあらためて、最新の情報を含んだ内容にアップデートされている。

姉妹サイトでの義援金募集

本プログラムでは、姉妹サイト「iStockphoto」において「The Japan Relief Fund」を設立し、義援金を受け付けた。集まった5万米ドルの義援金は、国境なき医師団などの3団体に寄付された。

コンテスト形式で一般からの投稿写真を募集、そのロイヤリティを寄付

世界最大級の写真共有サイト「Flickr」と提携し、一般投稿者による作品を募集したフォトコンテスト「Click! リアルジャパン」。本コンテストの応募写真の中から、「フリッカー・コレクション」へ掲載された写真のロイヤリティは、岩手県で「こころのケア」を行っている国際NGO 世界の医療団団体へ、1年間の期限付きで寄付されている。現時点でのロイヤリティの金額は1,161.62米ドルで、同額を同社がマッチングし、支払われる予定。

使用済みPCの被災地への無償提供

2011年9月、社員が利用したデスクトップPCとモニター各23台を、「南三陸リニューアルプロジェクト」を経由して、被災地へ贈呈した。