ニコンは15日、デジタルカメラ「COOLPIX S30」を発表した。発売日は3月29日となっている。価格はオープンで、推定市場価格は13,000円前後だ。

カラーはブルー、ピンク、ホワイトの3色が用意される

公園や水辺など日常生活でのファミリーユースが想定され、防水・防塵設計や耐衝撃設計が施されたモデル。水深3mまでで使用可能な防水性能、80cmからの落下に耐える耐衝撃性能などを備えている。

家族向けモデルならではのその他の特徴として、各種ボタンが大きくされていたり分かりやすいメニューボタンが採用されていたりと、全般的に誰でも使いやすいユーザーインタフェースとなっている点が挙げられる。また、「明るさ」「鮮やかさ」「色合い」という3つの項目を調整した撮影が可能となっているが、こちらも簡単な操作で変更できるように配慮されているのが特徴だ。

各種ボタンが大きく、操作に迷わないよう配慮されている

昨今のデジタルカメラで標準装備となりつつあるエフェクトやフィルター効果も用意されているので、撮影後のレタッチ操作が苦手な人にもオススメだ。用意されているエフェクトは。「ふんわりとる」「好きな色を残す」「ミニチュア風にとる」の3種類、フィルター効果は「ふんわりさせる」「好きな色を残す」「キラキラさせる」「魚の眼で見る」「ミニチュア風にする」「色を変える」の6種類となっている。

撮影後に家族全員で楽しめるよう、カメラ内でスライドショー表示できる機能も搭載。音楽とアニメーションが付加された3種類のスライドショー表示が可能となっている。また、撮影した写真をアルバムデータとして保存することも可能だ。

主な仕様は、撮像素子が有効1,010万画素の1/3型CCD、レンズが焦点距離29.1~87.3mm(35mmフィルム換算時)の3倍ズーム、開放F値がF3.3~F5.9、対応感度がISO80~ISO1600。背面のモニターは2.7型・約23万ドットの液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約47MB)。記録形式は静止画がJPEG、動画がAVI(MotionJPEG)で、そのほかWAV形式の音声録音も可能だ。動画の記録画素数は最大1,280×720ドット。

バッテリーは単3形電池×2本を使用し、CIPA準拠の撮影可能枚数はアルカリ電子使用時が約240枚、リチウムイオン充電池使用時が約700枚、ニコン製のニッケル水素充電池「EN-MH2-B2」使用時が約410枚となっている。

サイズは約W101.9×D39.4×H64.8mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約214g。

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