Adobe revolutionizes how the world engages with ideas and information.

Abobeは22日(米国時間)、Flash開発に関する今後のロードマップを公開した。公開されたホワイトペーパーでは、現在のFlashに対する開発姿勢と今後1~2年で行う開発目標などが記載されている。

ホワイトペーパーによると、Adobeは今後Flashの開発をゲームやビデオ再生市場に注力していくとしている。また今後10年で、Webだけでなくモバイルでもリッチな体験が行えるように、Flash実行環境に対してアーキテクチャ及び言語の変更を加えていくという。

今回発表された開発目標はFlash実行環境、Flash Player及びブラウザプラグイン、Adobe AIR、ゲーム、ビデオ再生など多岐にわたる。例えば、先日発表されたLinux用Flash Playerの今後の扱いについても記述されている。

他にも、2012年第1四半期の公開を目指しているFlash Player 11.2では、マウスのロック機能や右クリック及び中クリックのサポート、コンテキストメニューの非表示、対応するグラフィックチップの追加、ビデオコードのマルチスレッド化などの機能強化を行うとしている。さらに11.2以降の、コード名"Cyril"及び"Dolores"に追加する機能についても言及している。

ロードマップはPDF版も配布されている。公開された開発目標はあくまで現時点のものであり、変更される可能性があるという。変更がある場合は随時このホワイトペーパーを更新していくとしている。