モリサワは7日、自社開発の組版編集ソフトウェア「MC-Smart 1」を3月21日に発売すると発表した。対応OSはWindows7(32Bit / 64Bit)。

MC-Smart 1は、同社がこれまでに培ったノウハウを投入した組版編集ソフトウェア。インターフェイスには、シンプルな操作性のリボンUIを採用したほか、グリッド機能やレイヤー機能、自動吸着などにより、マウス操作で作図や作表が可能。タグ付テキストによるスタイル表組機能も持ち、ページをまたいで組版する表組や表内表も作成できる。

JIS X 4051:2004に準拠した組版に加えて、熟語ルビの実装や脚注、文字種単位の禁則、索引処理などの組版表現も可能で、出版各社のハウスルールに対応する。スタイルや書体情報、罫線やルビ、脚注などが設定されたWordデータの取込みや書出しも可能。面付け機能では、 同ソフトで制作したPDF、PostScriptファイルだけでなく、他のアプリケーションで制作したファイルとの組合せでも自動面付が実行できる。

また、オプションソフトとして、数式専用フォントと数式エディタ機能により、高品質な数式を組むことができる「数式オプション」(数式編集ソフト)、データベースから書出された入稿データの加工や、データ処理フローの設定・管理などが行える「DBカタログオプション」(自動組版ソフト)が用意されている。

MC-Smart 1の価格は、買取方式の場合が126万円、年間契約方式は31万5,000円。数式オプションは、買取が26万2,500円で、年間契約が6万3,000円。DBカタログオプションは、買取が47万2,500円で、年間契約が11万5,500円。数式オプションとDBカタログオプションが標準装備された「MDS-Smart 1」は、買取が189万円で、年間契約が47万2,000円。