モトローラ・モビリティ・ジャパンは16日、au向けに提供するAndroidスマートフォン「Motorola RAZR IS12M」を発表し、都内でプレス向け説明会を行った。本モデルは3月上旬に発売が予定されている。
Motorola RAZR IS12Mは薄さ7.1mm、重量約127gの超スリム軽量ボディが特長のAndroid 2.3搭載スマートフォン。ディスプレイには4.5インチ qHD(960×540ドット) Super AMOLED Advancedを搭載し、CPUはデュアルコア 1.2GHzのOMAP4430(TI製)を採用。内蔵メモリはRAMが1GB、ROMが16GB。外部メモリとして、最大32GBのmicro SDHCカードが利用可能。カラーバリエーションはブラック(Shadow Black)とホワイト(Glacier white)の2色で展開する。
背面には8メガピクセルのCMOSカメラを備え、前面にも1.3メガピクセルのCMOSカメラを搭載している。背面カメラは手ぶれ補正機能を備えており、1080pの HDビデオの撮影が可能。前面カメラでは3GまたはWi-Fi環境下でビデオチャットをすることができる。
本製品には基本アクセサリとして3.5mmステレオイヤホン、micro USBデータケーブル、USB充電器などが同梱される。
説明会の冒頭、同社モバイルデバイス事業部 営業統括本部長 兼 CP事業統括部長の高橋博氏が登壇し、新商品の概要を説明した。本モデルは昨年末からアメリカを皮切りに中国・韓国などのアジア諸国、ドイツなどのヨーロッパ諸国などで順次発売が開始されているグローバルモデルで、アメリカでは既に販売台数が大台に乗っているとのことだった。
続いて、同社モバイルデバイス シニアプロダクトマーケッティングマネージャーの宮川典昌氏から、製品の具体的な仕様、機能の説明があった。本モデルはスリムボディにも関わらずハード(堅牢性がある)、パワフル、クレバーであるというのが商品コンセプトになっているという。
Smart Actionsは「通勤時間帯は着信音をオフにしている」「ランチタイムではWi-Fiを繋げている」「就寝時間帯は画面の輝度を暗くしている」など日常で繰り返される操作を端末が学習することで、やがて各機能がユーザーに最適な状態になるというMotorola独自の先進アプリ。本端末にプリインストールされる。
そのほか、自宅のPCにある音楽や写真・動画、ドキュメントなどのファイルをどこにいてもMotorola RAZRから利用できるようになる「MotoCast」、UIを大画面TVやPCモニターに出力することでPCライクに活用できるようになる「Webtop」機能などを搭載する。
質疑応答では高橋氏と宮川氏が記者陣の質問に答えた。Android OS 4.0へは対応する予定が決まっているという。auの「WIN HIGH SPEED」に非対応の理由については、海外で既発の本端末を、いち早く日本市場に投入することが優先課題だったためとの回答。また、おサイフケータイ、ワンセグなど従来の携帯電話でお馴染みの機能は今後、モトローラとして対応していく予定はあるのか、という問いには「グロスマよりガラスマという要望が強くなっているのは認識している。今後発売するモデルで、順次対応していきたい」との考えを示した。
(記事提供: AndroWire編集部)
関連記事
・KDDIが新機種・サービスを発表、新スローガンは「あたらしい自由。」 (2012年01月16日)
・0KDDI、厚さ7.1mmの薄型スマートフォン「MOTOROLA RAZR IS12M」発表 (2012年01月16日)
・KDDI、ストレートタイプ「INFOBAR C01」などスマートフォン5機種を発表 (2012年01月16日)