シマンテックは、ソフトバンクBB、ネットワールド、ダイワボウ情報システム、シネックスインフォテック4社との協業を強化し、SaaSである「シマンテック ドット クラウド メール&Webセキュリティサービス」をライセンス形式で販売できるようにしたと発表した。

「シマンテック ドット クラウド メール&Webセキュリティサービス」は、これまで、既存のパートナーより、複数年契約のサービス形態で販売されてきたが、パートナー側でサービス販売に必要な、自動更新システム、月額課金、サポート保守体制などを準備する必要があった。今回、協業関係を強化した4社については、これらをシマンテック自身が提供することで、ライセンス形態での販売が可能になった。

これによりシマンテックでは、従来セキュリティ強化が難しいと言われてきた中小企業市場を開拓し、数年以内に圧倒的な国内市場シェアを獲得することを狙う。

4社では、各自の販売店において受注を開始し、企業はWebフォームによるフリートライアルの申し込みから2週間程度で検証を実施、発注決定後1週間程度でサービス提供を受ける事が可能だという。

提供される価格は、250-400ユーザーの場合、年間1ユーザーあたり5,880円(税別)を想定しているという。