ソニーは6日、記録メディアの新規格である「XQDメモリーカード」の16GBモデル「QD-H16」および32GBモデル「QD-H32」を発表した。発売日は2月15日で価格はオープン。推定市場価格は16GBモデルが20,000円前後、32GBモデルが33,000円前後となっている。
XQDはサンディスクとソニー、ニコンが提案し、2011年12月にコンパクトフラッシュアソシエーションが承認した規格。規格自体の速度理論値は2.5Gbpsで、将来的には5Gbpsに対応の予定となっている。容量も理論上2TB超を実現可能という次世代規格だ。
本製品はインタフェースにPCI Expressを採用しており、さらにソニー独自のコントローラーや高速処理対応のフラッシュメモリを搭載することで、同社の測定環境下では1Gbpsという高速での書き込み・読み込みを実現している。同社では「コンシューマー向けメモリカードでは最高速度を実現した」とコメントしている。
記録が高速なことからデジタル一眼レフカメラのRAWデータ記録に最適で、同日にニコンから発表されている「ニコン D4」ではRAWデータ約100枚の連続記録が可能。
サイズは約29.6×D3.8×H38.5mm、重量は約10gとなっている。
なお、パソコンへのデータ転送用にUSB3.0対応のカードリーダー「MRW-E80」(推定市場価格:4,000円前後)と、エクスプレスカードスロットアダプター「QDA-EX1」(推定市場価格:4,000円前後)も同時に発表されている。こちらも発売日は2月15日だ。