NTTソフトウェアは、同社が提供中のオフィスソリューション「ProgOfficeセキュアオフィスシリーズ」に「電話の発着信履歴」や「メール」、「電話帳データ」をスマートフォンに残さずに利用できるAndroidアプリを新たに開発し、2012年の春に提供すると発表した。価格は未定。

このアプリはサーバ側でほとんどの動作を行うシンクライアントアプリケーション。そのため、紛失による情報漏洩や不正アクセスを防ぐ。サーバでの認証は、ID/パスワードのほか、端末認証やアプリケーション認証も組み合わせて利用できる。

電話帳データやメールについては、ProgOfficeのサーバ上に保存され、電話の利用者は、専用アプリで閲覧し、電話帳を利用した発信操作もこのアプリを介して行え、発信履歴は残らない。また、発信はProgOfficeのサーバ経由で行われるため、相手側には、ProgOfficeサーバの発信者番号が通知され、携帯番号の秘匿にも役立つという。

ネットワーク電話帳

セキュアメール

一方、着信の場合は、アプリ側で着信をトラップし、発信者がProgOfficeの電話帳に登録されている場合は、ProgOfficeのアプリで着信し、未登録の場合は、購入時から登録されているスマートフォンアプリで着信する。ProgOfficeアプリで着信した場合は、発信同様着信履歴を残さない。メールは添付ファイルの閲覧にも対応する。

電話帳画面

電話画面

メール画面

また、アプリケーションの改ざん検出、リーバスエンジニアリング対策、アカウント認証失敗時の自動ロック、リモートワイプ、不正アプリインストール対策などの機能も提供するという。