カシオ計算機は8日、携帯電話回線の3Gデータ通信「HSDPA」に対応したプリンタ一体型ハンディターミナル「IT-9000-W05J/G05J」を発表した。NFCリーダ/ライタ(RFIDタグ/非接触ICカード対応)も搭載する。2012年2月より発売し、価格はオープン。

IT-9000-W05J/G05J

電気/ガス/水道などの巡回検針や、訪問先が多岐に渡る保守メンテナンス業など、オフィスから離れた現場での業務に適したハンディターミナル。必要なデータをW-CDMA回線を介して参照でき、プリンタで検針票や点検票などを発行できる。NFCリーダ/ライタで読み取ったRFIDタグなどの情報や、GPSによる位置情報も現場から送信でき、要員配置の最適化などによる顧客サービスの向上にも役立つとしている。

セキュリティ面も充実しており、万一の盗難や紛失時には、管理部門からW-CDMA回線を介してハンディターミナル内のデータを消去することが可能。NFCリーダ/ライタは、非接触ICカードによるログイン認証にも利用でき、より高い安全性が必要な用途のためにSAM (Secure Access Module)スロットも搭載している。また、IEEE802.11b/g準拠の無線LANにも対応。

タッチパネル付の3.7型液晶には、屋内外での高い視認性を低消費電力で実現するBlanview液晶を採用。本体は落下強度1.5mを実現し、IP54準拠の防塵・防滴性能も備えている。

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・カシオ計算機
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