米MIPS Technologies社と中国Ingenic Semiconductor社は、"Ice Cream Sandwich"の開発コード名で知られるAndroid 4.0 OSを搭載するタブレット端末では世界初の製品という、「NOVO7」を発表した。実売が100ドル以下という価格も特徴で、香港Ainol Electronics社のオンライン販売にて、中国で発売を開始している。米国ならびに他の地域向けでも、数カ月以内の発売開始を予定している。
Android 4.0の採用と低価格が魅力のタブレット端末。Ingenic社のSoC、「JZ4770」モバイル・アプリケーション・プロセッサを搭載しており、メインプロセッサのMIPS-Based XBurst CPUの動作周波数は1GHz。ディスプレイサイズは7インチで、静電容量式のマルチタッチ・スクリーンを採用している。主なインタフェースはUSB 2.0、HDMI 1.3、microSD、前後Webカメラ、IEEE802.11 b/g/nなど。今後、同様のスペックで8インチと9インチ版の製品も予定しているという。
なお、同製品の発表に際して、Googleのモバイル部門担当シニア・バイスプレジデント、Andy Rubin氏が以下の様なコメントを寄せている。「MIPS-Based Android 4.0タブレットを市場に投入することができ感激しています。低コストで高性能なタブレットは、モバイル消費者を大いに獲得することができます。」