ヒビノインターサウンドは22日、iBasso Audioのヘッドホンアンプ「A02」を発表した。発売は12月16日で、価格はオープン。推定市場価格は17,000円前後と見られる。

ポータブルタイプながら200mW×2のハイパワーを実現する「A02」

A02は、11月9日に発表した「A01」の上位モデル。最大の特徴は、「BTL(Bridge-Tied Load) grounding」回路の採用。これにより、最大出力200mW×2(16Ω時)というハイパワーを実現している。なお、BTL接続ではあるが、使用可能なヘッドホンのインピーダンスはA01と同じ8~300Ωだ。

また、新たに64ステップのデジタルボリュームを採用。左右チャンネル間の音量差を無くすとともに、振動による影響を排除している。電源をオフにした際もボリュームレベルが保持されるため、アナログ式のボリュームつまみを搭載したモデルのように、いったんボリュームを「0」にしてから電源をオフにしたり、電源をオンにしてから適正なボリュームレベルに調整したりする手間もかからない。

周波数特性は10~100kHz(-1dB)、S/N比は104dB、インタフェースは3.5mmステレオミニプラグを出力・入力それぞれ備えている。本体サイズはW41mm×H10mm×D81mm、重量は62gで、A01よりも若干大型化している。ケースの素材は天面と底面が陽極酸化ステンレスで、側面には樹脂コーティングを施した亜鉛合金を採用している。電源は内蔵リチウムポリマーバッテリーで、充電の所要時間は約2時間。フル充電の状態で約20時間の連続再生が可能だ。