アクロニスは16日、同社のバックアップソフト最新版となる「Acronis True Image Home 2012 Plus」を発売。ダウンロード版は同社Webサイトから購入できる。パッケージ版は18日より、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、ネットワールドや各リセラー企業や全国量販店を通じて販売される。対応OSは、Windows XP(SP3 / Professional x64 edition SP2) / Vista(SP2) / 7(SP1)。32/64ビットに対応する。製品ラインナップは通常版パッケージが価格9,800円(税別)、ダウンロード版が価格5,700円(税別)のほか、家族やSOHOをターゲットにした3ライセンスのファミリーパックが価格15,600円(税別)、アカデミック版が7,500円(税別)となる。また、アップグレード版も用意されている。

「Acronis True Image Home 2012 Plus」シリーズ

「Acronis True Image Home 2012 Plus」は同社のバックアップソフトシリーズの最新版で完全・増分・差分バックアップからファイル/フォルダ単位でのバックアップ、ディスク/パーティション単位でのバックアップ、起動中5分ごとに24時間継続バックアップを行うAcronisノンストップバックアップと、従来バージョンから提供される機能に加えて、新たにオンラインバックアップや同期機能などを含む新機能が多数備わる。

アクロニス・ジャパン チャネルアカウントマネージャー四本史彦氏

発売に先駆け都内で行われた製品発表会において、アクロニス・ジャパンのチャネルアカウントマネージャー四本史彦氏は、「近年、デジタルカメラやスマートフォン、SNSなどの台頭により個人が保有するデータ量は増加しており、全世界でのデジタルデータの総量は二年間で二倍にも及びます。本来、バックアップソフトの目的は、おもに災害や事故などにおけるデータのバックアップ、リカバリーが目的でしたが、個人においても写真やメール、音楽、動画とデータの重要性は高くなっています。今回の製品は従来のアクロニスユーザーはもちろん、初心者の方にも広く使っていただけるような新製品となっています。」とコンシューマーにおいてもバックアップの重要性が増加していることを述べた。

2012版では、敷居の高いイメージがあるバックアップを初心者にも目的ごとにわかりやすく操作させるためユーザーインタフェースが一新されており、バックアップの方法、リカバリの実行時期、同期とスタート時にタブと大きなイラストでスタート時に把握できるようになっているほか、増分、差分などエントリーユーザーにはわかりにくい概念もアニメーションなどを用いて表示する領域も備わる。

新機能として、インストールされた複数PC間(他のユーザーを含む)でのデータ同期機能やオンラインストレージ機能(250GB 480円/月 4,800円/年)が加わるなど、ネットワークを通したデータのやりとりも可能になる。また、前パージョンでは有償オプションだった異なるPCへの復元機能を標準で搭載、ダイナミックディスクやWindows PE、UEFIのサポートなども加わる。

新バージョンの機能

ユーザーインタフェースは初心者でも迷わないにくい、わかりやすいスタイルに一新

同期やオンラインストレージとネットワークを使う機能が新搭載

前バージョンでは有料オプションであった異機種復元も可能になる

UFEI対応機器もサポート