TMPGEnc Video Mastering Works 5 V5.1.1.52(グラフ40・41)

ペガシス
http://www.pegasys-inc.com/ja/index.html

もう少し得意そうなものを、ということでエンコード。おなじみTMPGEnc Video Mastering Works 5である。4本のエンコードを処理する全体の時間から求めたエンコード性能がグラフ40、各々のエンコードそのものの処理性能をまとめたのがグラフ41となっている。結果としては、やはり複数スレッドを同時に動かすとそれなりに性能が出るが、12ThreadのCPUでは既に動画4本程度だと負荷としてはやや軽いようで、あまり明確なアドバンテージというのはグラフ40からは読み取れない。

これは個別のエンコード性能をまとめたグラフ41でも同じで、動画が4 Threadというのは、つまり2600Kなら動画1本あたりCPU2つ、990Xや3960XだとCPU3つでエンコードしているわけだが、その結果が24.97fps:26.63fps:29.70fpsというわけで、あまり大きな性能差とは言いがたい。ましてや2 Thread/1 Threadの場合は明らかにCPUが余りまくり、むしろオーバーヘッドが多くなっている。

結果からすると、数十本の動画をバッチを使って順次エンコードしてゆくといった使い方でもしない限り、明確な差は出そうにない、というのがここでの結論となる。