新しいスマートフォンに機種変更して、古いスマートフォンが不要になったときに利用したいのがスマートフォンの買取サービスだ。リーテルコムが運営する「Smarket(スマーケット)」は、売りたいスマートフォン端末の買取価格の目安をオンラインで簡単に査定し、そのまま買取を申し込めるサイト。サービスの詳細はこちらの記事で確認できる。本稿では、実際にSmarketを利用してスマートフォンを売った模様をレポートする。

スマートフォンの買取サイト「Smarket(スマーケット)」を使ってみた模様をレポート

まず、買取価格を調べよう

最初に、Smarket「URL:http://smarket.geo-online.co.jp/」にアクセスして、スマートフォン端末の買取価格を調べてみよう。PCのWebブラウザでSmarketにアクセスすると、トップページに端末の買取価格を検索できる入力スペースが用意されている。今回は、NTTドコモから2010年4月に発売されたAndroidスマートフォン「Xperia SO-01B」(ソニー・エリクソン製)の買取を申し込んでみる。

機種名を入力して、[買取価格を確認する]ボタンをクリックすれば、買取価格の検索が可能だ。なお、機種名を途中まで入力すると、入力候補が下に表示されて、簡単に入力することができる。

今回、買取を申し込む端末は「Xperia SO-01B」

機種名を入力して買取価格を検索する

検索を実行すると、結果画面が表示されて、現在の最低買取価格と最高買取価格を確認できる。買取価格は2,000~4,400円だった。この画面で機種名のリンクをクリックすると、詳細画面を表示して、メーカーや発売日などの詳しい情報を確認可能だ。

検索結果画面で最低買取価格と最高買取価格を確認できる

詳細画面でメーカーや発売日などの詳しい情報もわかる

買取を申し込もう

買取を申し込む場合は、詳細画面の[買取を申し込む]ボタンをクリック。申し込み情報の入力画面になるので、名前や住所などの情報を入力していこう。「Geo Online」会員の場合は、ログインして一部の情報を自動入力することができる。名前、住所、電話番号などの情報のほか、スマートフォン端末を送付する際に使う梱包キットの到着希望日と集荷希望日を指定し、買取金の振込先となる銀行口座の情報も入力する。

名前や住所などの申し込み情報を入力していく

梱包キットの到着希望日や買取金の振込先の口座情報も入力

利用規約を確認して内容に同意し、[入力内容を確認する]ボタンをクリックすると、入力内容の確認画面になり、画面下部にある[この内容で申し込む]ボタンをクリックすれば申し込みは完了だ。申し込みが完了すると、画面に「買取申込番号」が表示される。この買取申込番号は、あとで問い合わせをすることになった場合などに必要となる。また、入力したメールアドレスにメールが届き、買取申込番号のほか、梱包キットの到着予定日時や集荷予定日時などが記載されている。

申し込みが完了すると、画面に「買取申込番号」が表示される

入力したメールアドレスに買取申込番号や梱包キットの到着日時を記載したメールが届く

スマートフォンからの申し込みも可能

売りたいスマートフォン端末からSmarketのスマートフォンサイトにアクセスして、買取を申し込むことも可能だ。端末のWebブラウザでSmarketのサイトを開くと、機種の特定が行われ、トップページに最初から最低買取価格と最高買取価格が表示される。

スマートフォンでSmarketにアクセスすると、機種が特定され最初から買取価格の目安が表示されている

なお、機種の特定はユーザーエージェントで行われるため、Webブラウザや設定によっては、正しく特定されない場合もある。その場合は、機種名を入力して買取価格の検索を行おう。

「買取を申し込む」をタップすると、次の画面でスペックや端末のカラーなどで機種の絞り込みができ、詳細画面で[買取を申し込む]ボタンを押せば、申し込み情報の入力画面になり、あとはPC向けWebサイトと同様の手順で買取の申し込みを完了できる。

[買取を申し込む]ボタンを押すと、申し込み情報の入力画面が表示されて手続きを進められる

梱包キットが届いたら

買取の申し込みを行うと、数日後、梱包キットの段ボールが届いた。段ボールを開けると、緩衝材のほか、「買取申込書」1枚と発送までの手順を書いた説明書2枚が同梱されている。

買取を申し込むと、数日後、梱包キットが届く

同梱されているのは、緩衝材と買取申込書、説明書の3種類

買取申込書には、Webサイトで入力した名前や住所などがすでに記入されている。書面の下部にある誓約事項を確認して、問題なければ一番下の署名欄に署名し、捺印する。

買取申込書を確認して、一番下の署名欄に署名、捺印を行う

2枚の説明書では、端末に同梱する本人確認書類のコピーについての説明などが書かれている。使用できる本人確認書類は運転免許証や学生証、パスポート、健康保険証などだ。ただし、健康保険証の場合は、住所が確認できる水道光熱費などの公共料金の領収書(3カ月以内)を一緒に同梱する必要があるので注意しよう。

説明書には、端末に同梱する本人確認書類のコピーについての説明が書かれている

さっそく、スマートフォン端末の梱包を行うが、梱包の前に端末のデータの初期化を行うのを忘れないようにしよう。また、SIMカードとmicro SDカードも取り外しておく。端末の梱包時には、購入時に入れられていた化粧箱に入れ、ケーブルや充電器などの付属品も同梱する。

梱包するまえに端末のデータを初期化しておく

初期化した端末は化粧箱に入れてから梱包する

スマートフォン端末を梱包し、署名・捺印した買取申込書と本人確認書類のコピーも用意したら、最後に買取申込書の下部にあるチェック表を見ながら、不足している物や作業がないかを確認しよう。

最後に買取申込書のチェック表で確認を行おう

問題がなければ、すべてのものを段ボールに入れて、ガムテープなどで閉じよう。あとは、集荷予定日時に宅配業者が家まで集荷に来るのを待つだけだ。なお、発送にかかる送料は無料となっている。

端末、買取申込書、本人確認書類を入れて段ボールを閉じる

集荷予定日時に宅配業者が集荷に来るまで待とう

端末を発送した後の流れ

端末が買取センターに届くと、実際の査定が行われる。決定した買取価格などの査定結果はメールで送信されるURLのWebページで確認可能。なお、端末の状態によっては、決定した買取価格がオンライン査定の「最低買取価格」を下回る場合もある。その場で「承認」「返品」「破棄」を回答でき、承認した場合は買取が実行され、数日後に指定した口座に買取金が振り込まれる。返品を選んだ場合、端末が返却されるが、返却にかかる送料は自己負担となるので覚えておこう。

*  *  *

以上のように、Smarketを使うと、オンラインで買取価格の目安を確認でき、申し込みから端末の発送までを自宅に居ながら行うことができる。実際に店舗に足を運ばずに申し込み手続きを完了させられるのは、非常に便利だ。これなら、忙しいビジネスマンや地方在住者でも気軽に利用することができる。

続々と新機種が登場するスマートフォン。最新機種に機種変更して、不要になったスマートフォンが手元にある人は、端末を売る方法として、Smarketを検討してみてはいかがだろうか。新しい端末を購入して寂しくなった財布の中身を少し取り戻せるはずだ。