ナナオは29日、23型/21.5型のワイド液晶ディスプレイを2モデル発表した。どちらもフルHD解像度に対応し、ユーザーの疲れ目抑制や省電力機能などを多く盛り込んでいる。11月4日より発売し、価格はオープン。直販サイト「EIZOダイレクト」の価格は、23型ワイドの「FlexScan EV2315W」が37,800円、21.5型ワイドの「FlexScan EV2116W」が29,800円。

23型ワイド「FlexScan EV2315W」の本体カラーはブラックとグレイブラック

21.5型ワイド「FlexScan EV2116W」の本体カラーはブラックとセレーングレイ

2モデルとも、LEDバックライトでノングレア(非光沢)のTNパネルを採用。主な仕様はほぼ共通で、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、最大輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、視野角が水平170度/垂直160度、応答速度(黒白間)が5ms。500mWのモノラルスピーカーを内蔵する。

周辺の明るさを検知して輝度を自動調節する「Auto EcoView」機能や、表示内容の白レベルと周辺の明るさで輝度を自動調整する「EcoView Optimizer」などを搭載。画面モードは5種類(sRGB/Movie/Paper/User1/User2)で、実際の"紙"の見え方に近いPaperモードが特徴。文書ファイルや電子書籍の閲覧に適し、目の負担や見た目の違和感が軽減されるとしている。また、添付のユーティリティソフトからは、画面表示をより"紙"の雰囲気に近づける「EyeCare Filter」も利用可能。

FlexScan EV2116Wは人感センサーを搭載し、ユーザーが画面の前から離れると自動的にパワーセーブモードへ移行し、ユーザーが画面の前に戻ってくると自動的に復帰する設定が行える。

映像入力インタフェースは、FlexScan EV2315WがDVI-D(HDCP対応)とD-Subの2系統、FlexScan EV2116WがDVI-D(HDCP対応)とD-Sub、およびHDMIの3系統。

FlexScan EV2315Wは高機能タイプのスタンドを備え、上30度のチルト、左右172度のスウィーベル、165mm(最大稼働195mm)の高さ調節、右回り90度の縦回転(ピボット)が可能。FlexScan EV2116Wのスタンドは上30度のチルトのみ対応。

本体サイズ/重量は、FlexScan EV2315WがW547×D245.5×H360~518mm/約6.2kg、FlexScan EV2116WがW508×D157×H373.5mm/約5kg。