東芝は29日、国内メーカーとしては初の市場投入となる、インテルが提唱する「Ultrabook」に沿った世界最薄・最軽量のノートPC「dynabook R631/28D」を発表した。発売開始は11月中旬を予定。店頭予想価格は150,000円前後。同社では、10月4日から開催されるCEATEC JAPAN 2011にて同製品を展示する予定。
「Ultrabook」は、インテルが提唱する、洗練されたデザインで業界最高水準の性能と応答性を備えた、かつてないほど薄くて軽いノートPCの新カテゴリ。インテルでは、2012年までにコンシューマ向けノートPC市場の40%をこの「Ultrabook」カテゴリの製品が占めると見込んでいる。
「dynabook R631/28D」は、小型・低背部品を基盤両面に配置する高密度実装技術と、ひねり対策としてパームレスト部にハチの巣状のハニカムリブ構造を採用するなどの薄型筐体堅牢化技術により、薄型化と軽量化を実現。高速なCPU・SSDの採用、約9時間のバッテリ駆動といった機能向上のほか、「東芝高速スタート」の搭載、バックライトキーボードの採用など使いやすさも向上させている。
主な仕様は、CPUがIntel Core i5-2467M(1.60GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 4GB(2GB×2)、ストレージが128GB SSD、光学ドライブがなし、ディスプレイが13.3型ワイドTFTカラーLED液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。
インタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、WiMAX、USB 3.0×1、USB 2.0×2、D-Sub、HDMI出力、約130万画素Webカメラ、指紋センサーなど。バッテリ駆動時間は約9.0時間。サイズ・重量は、約W316.0×227.0×8.3~15.9mm、約1.12kg。