NTTコミュニケーションズは9月7日、「トラフィック解析ツール・ネットワーク型」の海外拠点における提供と、「グローバルIPネットワークサービス」の都内における通信拠点の増強を発表した。

同サービス提供の背景には、警察庁によると世界のDDos攻撃被害状況は2010年も増加傾向であり、攻撃先は米国、中国が全体の8割強を占めるほか、トルコ、シンガポール、韓国なお、世界の各地で発生していることが挙げられる。

同社はすでに2009年7月より国内で「トラフィック解析ツール・ネットワーク型」を提供しており、海外の顧客からの攻撃対策ツールへの要望にこたえるため、同サービスの海外拠点への展開を開始する。

同サービスを利用することで、新たな機器を導入せずに、簡易なDDos攻撃対策の実施が海外でも可能となる。同サービスは「グローバルIPネットワーク」上に設置したツールによりDDos検知・解析機能とトラフィック解析機能が提供され、専用のWeb管理画面から利用できる。

グローバルIPネットワークサービスのトラフィック解析機能

日本国内での参考料金はベーシック(トラフィック解析機能のみ)は工事料金30万円/月額15万円、スタンダード(トラフィック解析機能/DDoS検知・解析機能)が工事料金30万円/月額18万円より(すべて税別)。

提供される拠点は、香港、シンガポール、マレーシア、台湾、韓国、オーストラリア、英国、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン。海外での利用料金は国ごとに異なるため、各国料金は個別に問い合わせが必要。