後は、モックアップ画像に画面を切り替えて、画面内の任意の場所に貼り付ける(図24)。その際、キャンパスより画像が大きく表示されることもあるがそのときは、貼り付けた画像のサイズを縮小すればよい。

図24 画像の貼り付け

こういった作業を繰返してWebサイトのモックアップが図の通り完成した(図25)。

図25 モックアップの作成例

完成したファイルは、左上のメニューボタンをクリックして、[名前をつけて保存]で保存するファイルの種類を選択する。Snagitでは、jpegやpngなどの「標準形式」、Snagitのファイルフォーマット「.snag」、PDF、SWFなどの形式でファイルを保存できる。今回は、Snagitファイルとスマートフォンなどで確認できるPDFファイルと直接ファイルに書き込んでもらうためのjpegファイルで保存する(図26)。

図26 名前をつけてファイルを保存

編集者Bは共有メンバー全員にメールを出しモックアップを確認して、その反響が返ってくるまで待てばよい。共有メンバーはモックアップ画像を確認したらSnagitを利用して、画像に指示を入れ再アップロードする(図27)。

図27 Snagitで指示を入れる

アップロードの際注意が必要なのは不用意にファイルを上書き保存しないことだ。SugarSyncには上書きしたデータを元に戻す機能があるがそれといえど限界がある。アップロードするファイル名には、ユーザーの名前やアップロードした時間などを記入するとよいだろう(図28)。

図28 ファイル名には注意が必要

編集者Bがそれらの内容をまとめて、再修正してアップロードし(図29)責任者が、確認をとれれば企画をフィックスさせる仕事は完了。

図29 最終モックアップ

Webサイト作成の場合、たいていギリギリのところで修正の指示が入る。そんなときにもSugarSyncでは、ファイルを即座に同期できるので、その場でファイルを修正、更新できる。後は、このモックアップをデザイナーに発注して整形し、仕上がったものでWebサイトをコーディングしていく。

このようにSugarSyncのファイル同期機能とSnagitの編集機能を組み合わせることで、仕事を効率的に仕上げることができる。この組み合わせは、Webサイト作成だけでなく、企画書やプレゼン資料の作成などにも使えるだろう。