ワコムとゲッティ イメージズ ジャパンは都内にて、フォトレタッチセミナー「写真を撮ったアトに知らないと損する10の常識」を開催した。セミナーでは、プロフォトレタッチャー 北岡弘至氏(GARABATO代表)が、「あなたの写真が作品になるフォトレタッチテクニック」というテーマで講演を行なった。セミナーで北岡氏は、写真合成テクニックに続いて、人物のレタッチのテクニックを紹介した。
人物のレタッチはイメージを優先する
北岡氏は自身の写真を使い、人物レタッチを実演。人物レタッチで必ず行なうのは、肌のシミの除去。「消す方法は何通りもあります」と前置きをした後に北岡氏が選んだのは、「トーンカーブ」を使って消すという方法。
シミは肌の他の部分に比べて暗いので、トーンカーブとマスクを使ってシミの部分の明度を上げて取り除いていく。
そして、顔の形のレタッチには「フィルター>ゆがみ」が使われた。北岡氏は頬の肉をグッと変形させ、シャープな顔立ちに仕上げていく。