6月20日、東日本大震災に対処するのに必要となる財源を確保するため、平成23年度第一次補正予算及び関連法案が成立したことを受け、高速道路の無料化社会実験と休日特別割引の地方部上限1,000円の制度が終了した。

今まで無料化社会実験が行われていた対象路線は以下の図のとおり。

東日本高速道路の無料化社会実験の対象だった路線

中日本高速道路の無料化社会実験の対象だった路線

西日本高速道路の無料化社会実験の対象だった路線

無料化社会実験とあわせて、地方部上限1,000円の制度も終了したが、地方部上限1,000円を除く休日の最大50%割引(大都市近郊区間を6時~22時に利用する場合は大都市近郊区間部分は最大30%割引)は6月25日以降も継続される。

6月25日以降も実施される休日の割引

同日、東日本大震災による被災者支援、復旧・復興支援のため、東北地方(水戸エリアの常磐道を含む)を発着とする被災者、原発事故による避難者、中型車・大型車・特大車の利用について、無料措置がスタートした。

対象車両は東日本大震災に係る被災証明書、罹災証明書を有している人が乗車する車両で全車種。実施期間は6月20日から当面1年間となる。

ネクスコにおける無料対象区間

地方道路公社における無料対象区間

東北地方の無料開放対象路線