オンキヨーは3日、AVセンター「TX-NA809」を発表した。発売は6月9日で、価格は16万8000円。同製品は、昨年6月に発売したTX-NA808の後継モデルとなる7.1chのAVセンター。各チャンネルに定格出力145W(6Ω、全高調波歪率0.08%以下、1ch駆動時、JEITA)のパワーアンプを搭載する。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなどの音声フォーマットの再生が可能なほか、ドルビープロロジックIIz、Audessey DSXなども利用できる。従来モデル同様、スピーカー端子は、11ch分用意されており、すべての端子にスピーカーを接続すれば、ソースによって、サラウンド環境を自由に選択することが可能だ。THX Select2 Plus規格にも準拠している。
5月に発売したTX-NA709と同様に、4k(3840×2160)出力に対応したビデオアップコンバージョン機能も搭載。HDMI/コンポーネント/コンポジット端子からの入力だけでなく。PCからの入力用に用意されているD-sub 15ピン端子からの入力に対してもアップコンバージョン機能を利用できる。また、HQVのビデオプロセッサー「Vida VHD 1900」も搭載。高品位な映像処理を実現している(同社によると、4k関係のビデオ処理にはマーベル社の技術がおもに使用されており、それ以外の映像処理にはHQVの技術が使用されているとのことだ)。HDMI端子は、3D映像の伝送やARC、CECに対応しており、8入力/2出力を装備。2系統の出力は同時に利用することも可能となっている。
他の2011年モデルと同様にネットワーク機能も充実。radiko.jpが使用可能なほか、DLNA 1.5に対応したプレーヤー機能も装備する。これらの機能はすべて、OSDにより、画面上で操作可能だ。