最新型スマートフォンの「Xperia arc SO-01C」

2011年3月末にドコモから発売された最新型スマートフォン「Xperia arc SO-01C」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)は、洗練されたデザインに加え、OSに国内初となる最新のAndroid 2.3(Gingerbread)を搭載するなど高い性能を備えており、いま最も注目を集める端末のひとつになっている。本稿では、このXperia arcの使用感をお伝えしたい。なお今回、レビューに使用したのは、日本限定カラー「Sakura Pink」だ。

まず目をひくのがarc(弧)の名前の由来でもある、緩やかなカーブを描いた背面のフォルムだ。中腹の最薄部は8.7mmで、上端と下端がわずかずつ膨らみを帯びる独特な形状になっている。

女性の背中をイメージさせる背面のライン(写真右)。湾曲があるため、自然に手になじむ

左側面には3.5mmイヤホンジャックを、右側面にはカメラキーと音量キー、micro USB接続端子を備える(写真右)

上端には電源キーとHDMI端子が(写真左)、背面下部にはスピーカー穴、下端には送話口とストラップホールがある

カラーバリエーションは今回試用したSakura Pinkのほか、「Midnight Blue」「Misty Silber」の3色で展開する。ディスプレイは4.2インチ フルワイドVGA TFT液晶。狭額縁構造のため、端末の幅ギリギリまで液晶が迫っている印象だ。質量は一般的な携帯電話とかわらない118g。この軽さなら、女性にも気軽に扱えるだろう。

下部にはデザイン化された物理ボタン(バック、ホーム、メニュー)を配置(写真左)。押しやすい上、省スペースの役割も兼ねている