アイシェアは3月28日、ポイントサービスの利用状況について、20代から40代の有職者でポイントサービスを利用している男女1,108名を対象に実施した調査の結果を発表した。

ポイントサービスが最も多く利用されている店舗は「家電量販店(80.8%)」で、2位の「スーパー・百貨店・コンビニ(63.4%)」と17.4ポイントの差をつけた(複数回答)。ポイントが貯まるカードを所有している1,072名にカードの所持枚数を聞いたところ、男性は「3枚未満(24.7%9」が最多だったのに対し、女性は「5~6枚(20.6%)」だった。女性では、「31枚以上」のカードを保有している人も4.8%存在している。

ネットのポイントサービスも利用者も多く、全体の78.7%と8割近い。利用されているサイトは楽天市場などの「ネットショッピングサイト(94.7%)」が最多。モバゲー、mixiなどの「ゲーム・SNSサイト」は20代(11.6%)の利用率が高めで、40代(5.3%9の2倍以上となっている(複数回答)。

ネットでポイントを利用していますか? 資料:アイシェア

上手に利用するとメリットがあるポイントサービスだが、全体の82.5%が管理しきれていないポイントが『ある』(「たくさんある」と「少しある」の合算)と回答。また、82.7%の人が、交換方法の目的を決めずに貯めているポイントが『ある』としている。

さらに、ポイントに対し面倒・疲れると思うことが『ある』と答えた人は86.5%で、女性では9割に迫る89.0%が「ポイント疲れ」をしていることがわかった。どのような点で「ポイント疲れ」するのかを複数回答で聞いたところ、「カードの枚数が多すぎて財布がふくれる(65.8%)」、「有効期限がわからなくなる・忘れる(61.9%)」、「使う時にカードを持ち忘れていることがある(58.6%)」が上位に入った。

また、78.2%の人が、ポイントサービスが乱立しすぎていて自分に最適なものがどれかわからなくなることが『ある』と回答。8割近くの人が、自分に必要なポイントサービスを取捨選択できない「ポイント難民」になっているようだ。