エムエスアイコンピュータージャパンは2日、米Intelが公開したIntel 6シリーズ・チップセットの設計上の問題を受けて、同社のIntel 6シリーズ搭載マザーボード製品における対応策を発表した。本件対応に際してはインテルと随時連携を取り、ユーザー・取引先への影響を最小限にするべく対応するとしている。

現時点で公開されている問題の内容は、Intel 6シリーズのB2ステッピングのチップセットを長期間使用するにあたり、SATA II(3Gbps)の性能に影響を与える可能性があるというもの。一方で、SATA 6Gbpsへの影響は無く、正常に動作するとされている。なおIntelでは、不具合を修正したB3ステッピングのチップセットを、2011年2月後半より出荷開始し、2011年4月までには通常の出荷体制に回復させると説明している。

エムエスアイコンピュータージャパンでは、現時点での一般エンドユーザー向けの対応策として、

  • Intel 6 シリーズ・チップセット問題の専用問い合わせ窓口を設置。
    メールアドレス : 67support@msi-computer.co.jp
  • 対象製品は「P67A-GD65」、「P67A-GD55」、「P67A-C43」、「H67MA-E45」。
  • 対策製品が用意でき次第、製品交換を実施。なお、交換手続きはエムエスアイコンピュータージャパンのダイレクトサポートにて行うので、販売店店頭への問い合わせは不要。

といった内容をアナウンスしている。

今後の具体的なスケジュール、交換対応方法については、インテルとの協議の上で改めて案内するとのこと。エムエスアイコンピュータージャパンの担当者は、「MSIでは本問題に責任を持って対応いたしますので、不明点などは遠慮なく、専用問い合わせ窓口までお問い合わせ下さい」と話している。