3DMark11 v1.0.1.0(グラフ7~10)
FutureMark
http://www.futuremark.com/
先日レビューを書いたばかりなのでテスト方法とかは割愛させていただく。ちなみにその後、SystemInfo componentが3.61.1.1に上がっているが(3DMark11本体のバージョンは1.0.1.0のまま)、今回はこれを行わずに古い3.54.1.1でテストを実施している。
さて、グラフ7・8がPerformance Setting、グラフ9・10がExtreme Settingにおける結果である。スコアとしては、
Radeon HD 5870 < Radeon HD 6950 < Radeon HD 6970 < Radeon HD 6950 CF < Radeon HD 6970 CF
という、非常に判りやすい結果が両プラットフォーム、両Settingで見て取れる。とりあえず3DMark11に関して言えば、Radeon HD 6970もGeForce GTX 580に追いつくにはいたらないが、CrossFireにすると余裕でぶっちぎり、といったあたりだ。価格を考えると、Radeon HD 6950でもCrossFireにすると6万円オーバーで7万近く、対してGeForce GTX 580は5万円前後だから、価格性能比としても妥当なところか。
ところでGraphicsのスコアを見ると、これはプラットフォームの差はほとんど無いが、PhysicsではPhenom IIが5600前後、対してCore i7は8800前後といったところで、1.6倍ほどの差が出ており、これがCPU能力の差を見ることもできよう。もうひとつ面白いのはCombinedの結果で、Extreme Settingに関してはPhenom II/Core i7ともにちゃんとCrossFireで性能の伸びがある。ところがPerformance SettingではCore i7では伸びがあるがPhenom IIでは伸びが見られない。これは相対的にグラフィックの負荷が減ったため、CrossFireを構成するオーバーヘッドが大きくなりすぎ、Phenom IIでは処理しきれず性能が上がらないと思われる(同種の現象はこの後も何度も出てくる)。早くもPhenom IIのボトルネックが露呈し始めた感じだ。