F1 2010(グラフ27・28)
Codemasters
http://formula1-game.com/
DiRT 2と同じくCodemasterの手がけたドライビングゲーム。版権の問題とかでデモ版は公開されず、なので製品版を利用してのテストである。買っただけの状態ではベンチマーク機能が無いのだが、1.01 patchを当てるとベンチマークが利用できるようになる。ちなみにSteamからも配信されているがこの場合はGames for Windows Liveへの登録が必要である(しかもPatchをあてるのに、ゲームを最低でも4回も起動しなおさなければいけないのがちょっと難点)。
ベンチマークの方法は(同じCodemasterの製品だけあって)DiRT 2と似ており、MY F1 OPTIONS→GRAPHICSを選択して解像度とMSAA(Photo30)を選択、ついでDETAIL PRESETを"ULTRA"にして(Photo31)、"RUN BENCHMARK TEST..."を選択すると(Photo32)、シルバーストーンで24台による1周のレースが行われ、最後に結果が表示される(Photo33)。自分はジェイソン・バトンになって24位からのスタートなのだが、さすがに1周で23台を抜くのは不可能で、良くて15位、悪いと24位のままといったところ。この程度だとフレームレートにはほとんど影響がなかった。
Photo30: やはりMultiSamplingはPRESETで指定できないので、Radeon系は8xMSAA、GeForce GTX 580では8x CSAAに設定している。 |
Photo31: "ULTRA"を指定すると、DETAILが全部最高値に設定できるのはDiRT 2同様。 |
ちなみにF1 2010の場合は設定ファイルを使って外部からベンチマークを起動することもできる筈なのだが、解像度を変えることが外部からどうもうまくいかず、結局ゲームを起動して(DiRT 2 Demo同様に)ベンチマークを手で動かした。
さて結果であるが、グラフ27で判るとおり、Phenom IIでは50fps行かない程度。しかもCrossFireにすると40fpsそこそこまで性能が落ちるという始末である。これがCore i7にするとグラフ28の様にちゃんと変化が見えるようになるし、フレームレートそのものも改善を見せているわけで、Phenom IIにはすでに荷が重いゲームになっているようだ。ところで面白いのは、案外にGeForce GTX 580のスコアが伸びないこと。ほぼRadeon HD 6970と同程度のフレームレートになっている。またCrossFire構成をするには、もっとCPU性能が高くないと意味がないようで、100fpsで張り付きといった具合になっているのも興味深い。