キヤノンは19日、ビデオカメラ「iVIS(アイビス)」の新製品「iVIS HF R21」を発表した。発売は2月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は6万円前後。本体カラーはブラック、レッド、シルバーの3色展開。

1/4.85型約3.28MのFULL HD CMOSを採用した「iVIS HF R21」。動画有効画素数は約207万画素(1920×1080)

iVIS HF R21は、手のひらサイズの超小型軽量フルHDビデオカメラ。光学20倍ズームのHDビデオレンズを搭載。画質劣化のないアドバンストズーム使用時には28倍となる。センサーは、EOSのセンサー技術を応用した約3.28メガ フルHD CMOSセンサー。低照度時のS/N比が従来モデルに比べ55%改善、広いダイナミックレンジを実現している。

「タッチ追尾」や「タッチフォーカス」などに対応した3.0型液晶を採用

低価格モデルながら、3.0型約23万画素大型パネルでのタッチ操作が可能。パネル上の被写体をタッチするだけでピントが合う「タッチフォーカス」や、子どもやペット、自動車などの動体にタッチしてピントを追尾させる「タッチ追尾」、タッチした場所の露出を適正に固定する「タッチ露出」を搭載。カメラが直観的な撮影をアシストしてくれる。また、「こだわりオート」のシーン数は38種類に増え、付属のスタイラスペンで画面に描き込める「タッチデコレーション」も楽しめるようになった。

メモリカードスロットは、SDXCカード対応のダブルスロット。撮影のためのメモリー容量が増えるだけでなく、撮影中、本体内蔵メモリー(32GB)がいっぱいになると、記録メディアを自動的にメモリカードに切り替える「リレー記録」が可能となっている。このほか、本体内ダウンコンバート、ビデオスナップ機能、シネマエフェクト機能にも対応する。

従来のコンパクトモデルには縁が薄かった光学アクセサリーに対応したのも特徴。ニーズの高いワイドコンバーターやテレコンバーターが装着できる。本体サイズは60(W)×61(H)×121(D)mm、重量は270g。