NECフィールディングは1月6日、アルミコンテナによるモジュラー型のデータセンターを商品化したことを発表。同日より販売を開始し、3月末より出荷が開始される予定となっている。

このモジュラー型データセンターはRC構造の基礎部分の上部にアルミコンテナ部を設置したものとなっており、標準で6本の19インチラックを収容できる「タイプ-1」と、12本のラックを収容できる「タイプ-2」の2種類が用意される。

標準で6本の19インチラックを収容できる「タイプ-1」(最大で8本のラックを搭載可能だが、この場合は別途前室の撤去工事と基礎部分の追加工事が必要)

「タイプ-2」は「タイプ-1」を2台連結したものとなるが、この場合は内部の仕切りが取り払われ、前室も統合された"1つのモジュラーデータセンター"として利用できるようになる。

12本の19インチラックを収容できる「タイプ-2」

商品にはいずれも設置に必要とされる基礎工事やコンテナ内の電源・通信・空調・消化設備や関連工事も含まれており、受注後約3ヵ月で納品が可能だという。

「タイプ-1」の提供価格は5000万円~で、「タイプ-2」は1億円~となっている(価格はいずれも税別)。

なお同社は、今後3年間で20台の出荷を目指すとしている。