韓国LG Electronicsは12月16日(現地時間)、Androidスマートフォン「LG Optimus 2X」を発表した。同社によれば、NVIDIAのTegra 2を搭載した業界初のデュアルコアプロセッサ搭載スマートフォンで、パフォーマンス面で突出した点が特徴だという。またそのパフォーマンスを象徴するように1080pのHD動画再生や録画、さらにHDMI経由でのフルHD品質での外部ディスプレイ出力などが可能だ。

LG Optimus 2X

Tegra 2をメインプロセッサに採用しており、ARM Cortex-A9相当の1GHz駆動デュアルコア構成。グラフィック性能は旧Tegraの2倍程度にあたり、1080p動画のエンコード/デコードがハードウェアで支援されている。フルHD対応や外部ディスプレイサポートはこのTegra 2採用に依る部分が大きい。その他のスペックとしては、4インチのWVGAディスプレイを採用し、内蔵ストレージは8GB(microSDスロット経由で最大32GBを追加サポート)、1500mAhのバッテリ、8メガピクセルのリアカメラに1.3メガピクセルのフロントカメラといったハードウェア上の特性を備える。HDMIミラーリングを活かした大画面への出力や、DLNAを介してのホームネットワークへの接続なども楽しめる。

また加速度センサーに加え、ジャイロセンサー(Gyroscope)も装備している。ジャイロセンサーはAndroid 2.3 "Gingerbread"でサポートされた新機能だが、LGによればOptimus 2Xは当初Android 2.2 "Froyo"搭載で出荷されるものの、後にGingerbreadアップデートを提供する予定で、ここで正式サポートされる形になるとみられる。Optimus 2Xは来月2011年1月にも韓国での販売が開始され、その後欧州やアジア各地へと展開されていくことになるという。