Windows Internet Explorer 9

ブラウザを経由したマルウェアの配布がセキュリティ上の大きな問題になりつつある。この問題に対してはそれぞれのブラウザベンダが取り組みを進めている。MicrosoftはIE8から「SmartScreen Filter」と呼ばれるマルウェア検出機能を搭載。現在開発を進めているIE9には「SmartScreen Application Reputation」と呼ばれる機能を搭載し、マルウェアの検出とダウンロード防止に取り組んでいる。

MicrosoftはEnhanced Protection with IE9’s SmartScreen Filter - IEBlogにおいてNSS Labsの実験結果を紹介。他のブラウザと比べてIE9とIE8のマルウェア検出およびブロック率が群を抜いて高いことを主張している。

Enhanced Protection with IE9’s SmartScreen Filter - IEBlogより抜粋

掲載されているグラフはNSS Labsが9月17日から実施したマルウェア検出試験。1,200ほどのマルウェアサイトから実際にマルウェアをダウンロードし、どの程度ブロックできるかを検証したもの。ほかの主要ブラウザと比較してIE9とIE8が高い検出を実現していることがわかる。