米Googleは12月6日(現地時間)、Android 2.3 "Gingerbread"を搭載した「Nexus S」を発表した。Samsungとの共同開発製品で、仕様と製品名から「GALAXY S」ベースと推測できるが、前面カメラやNear Field Communication (NFC)などGingerbread世代のアプリをサポートする機能を完備している。米国では12月16日以降に、Best Buyを通じてアンロック版またはT-Mobile版を購入できるようになる。また12月20日以降に英国でも発売になる予定。

Nexus Sは、1GHz動作のCortex A8 "Hummingbird"プロセッサを搭載、16GBのiNANDフラッシュメモリを備える。スクリーンは4.0型ワイドVGA(480×800)のSuper AMOLED。Contour Displayというガラスがカーブしたディスプレイになっており、手にフィットし、また平面のディスプレイよりも画面が見やすいという。

背面のカメラは500万画素(2560×1920)でオートフォーカスに対応、H.264/ H.263 MPEG4の動画(720×480)を撮影できる。前面はVGA(640×480)カメラだ。

対応ネットワークは、Quad-band GSM (850/900/1800/1900)、Tri-band HSPA (900/2100/1700)、HSDPA(7.2Mbps)・HSUPA(5.76Mbps)など。 Wi-Fi (802.11 n/b/g)、Bluetooth 2.1+EDR、Near Field Communication、Assisted GPS (A-GPS)をサポート。microUSB 2.0ポート、3.5ミリ・ヘッドセットジャックを装備する。

通話時間は最大6.7時間(3G)、待ち受け時間は最大17.8日(同)。サイズは63×123.9×10.88ミリで、重量は129グラムだ。

ガラスがカーブを描いたContour Displayを採用

「Nexusブランドの一製品として、Nexus Sはわれわれが"pure Google"と呼ぶ利用体験を提供する。Googleの最上のモバイルサービス、最新のAndroidリリースとアップデートを思う存分満喫できる」とエンジニアリング担当バイスプレジデントのAndy Rubin氏。