大嶋氏は、携帯電話の特徴として、「リアルタイム」「セキュア(安全性)」「パーソナル」「イージー(操作が簡単)」「ウェアラブル(持ちやすさ)」の5つを挙げ、とりわけBlackBerryは安全性が高いことを指摘。また、ウェアラブルの面ではiPhone 4やXperiaが重量140gであるのに対し、BlackBerry Bold 9700が120g、BlackBerry Curve 9300は100gであり、より持ち歩きやすい端末であると説明した。

続いて大嶋氏は、NTTドコモの通信ネットワークの進化について言及。今年12月から次世代通信規格のLTE「Xi」が一部地域で開始するのを紹介し、さらなるエリア拡大と高速化を図っていくと述べた。また、スマートフォンへの取り組みについては、「端末提供」「サービス拡充」「料金施策」の3つが重要であるとし、端末提供では低価格端末のBlackBerry Curve 9300を投入することを取り上げた。

NTTドコモのネットワークの進化

NTTドコモのBlackBerryへの取り組み

サービス拡充としては、BES Expressの提供と、「docomo.ne.jp」のiモードのメールがBlackBerryでも利用可能になることを紹介。そして、料金施策では、12月から個人向けの「BlackBerry Internet Service(BIS)」利用料を490円/月に値下げし、さらにBISとspモードを重複して契約する場合はセット割で、spモードの利用料315円/月が無料になることなどを説明した。

BlackBerry Curve 9300とBlackBerry Bold 9700の比較

BlackBerryでiモードのメールが利用可能に

企業向け「BES」の新料金

個人向け「BIS」の新料金

最後に、NTTドコモが法人向けとモバイルデータ通信で顧客満足度第1位を受賞していることに加え、コンシューマ部門でも顧客満足度第1位を目指すと述べ、講演を終えた。