リサーチ・イン・モーション・ジャパンは11月18日、東京ミッドタウンホールで「BlackBerry Day 2010」を開催した。BlackBerry Day 2010は、BlackBerryスマートフォンで実現されるライフスタイルやワークスタイルを体験できる、国内最大のBlackBerryイベント。本稿では、イベントの冒頭で行われた基調講演の模様をお届けする。
国内4000社がBlackBerryを導入
基調講演に先立って、リサーチ・イン・モーション・ジャパン 代表取締役社長の上野公明氏が挨拶。2006年にNTTドコモを通じて国内でBlackBerryが発売されてから4年が経ち、現在では4000社の企業がBlackBerryを導入していることを紹介した。
上野氏は、2010年のBlackBerryの動静として、新機種「BlackBerry Bold 9700」の発売、アプリマーケットの「BlackBerry App World」の国内での提供開始と、同マーケットでPayPalやクレジットカードを使い有償アプリの購入が可能になったことを取り上げた。さらに、企業向けサービスである「BlackBerry Enterprise Server」の無償版「BlackBerry Enterprise Server Express(BES Express)」の提供開始を紹介。また、12月に新機種「BlackBerry Curve 9300」が発売予定であること、BlackBerryサービスを12月から値下げすることを付け加えた。
ビジネスプロセスの変革がBlackBerryの意義
続いて登壇したのは、Research In Motion社長兼共同CEOのMike Lazaridis氏。企業が競争力を備えるためにはビジネスプロセスを変革する必要があり、それを解決するのがBlackBerryの意義であると述べた。Lazaridis氏は、「従業員がわずか25名しかいなかった」という創成期を振り返り、その頃からEメールなどのデータコミュニケーションをワイヤレスで実現するために努力してきたことを説明。世界中のどこでもBlackBerryでつながることができるようになったと述べた。そして、現在までに1億1千万台の端末を販売し、175カ国でBlackBerryが使われていると紹介した。