10月29日、秋葉原コンベンションホールにおいてFileMakerが主催するユーザ/エンタープライズ、デベロッパコミュニティ向けのカンファレンス「FileMaker カンファレンス 2010」が開催された。このカンファレンスでは、ファイルメーカー株式会社社長のビル・エプリング氏やさまざまなテーマ別のセッションスピーカーから、最新のFileMaker動向やテクニカルアップデートが披露された。

今回どのセッションやショウケースでも注目を浴びていたのは、やはりFileMaker Goを使ったソリューション。iPhone/iPadでFileMakerアプリケーションの操作が可能になり、FileMakerの高い柔軟性と運用開始までの即時性をモバイル市場で展開できるようになった。今回、ファイルメーカー株式会社社長のビル・エプリング氏と米FileMaker, Incシステムエンジニアのマシュー・オ・デル氏に、FileMaker Goの取り組みや今後の展開について話を聞いた。

ビル・エプリング(Bill Epling) =写真左
ファイルメーカー株式会社社長 兼 FileMaker,Inc.シニア・バイス・プレジデント、最高財務責任者。
FileMaker Inc.の前身であるClaris.Corpにおいて1996年に最高財務責任者に就任し、以来同役職で財務および情報システムやIT・施設部門を統括する。過去にはApple Franceにおいて財務担当の取締役、Apple Europeにおいて租税と財務担当の取締役を務めるなど、幅広い国際的な経験を持つ。
マシュー・オ・デル(Matthew O'Dell) =写真右
FileMaker,Inc.システムエンジニア。
イリノイ州の学生向け旅行会社のITマネージャとしてキャリアをスタートさせ、その後ソリアント・コンサルティングに移籍して顧客向けアプリケーションの開発やトレーニングコース・IT部門を担当し、さらにFileMaker,Inc.に移籍して2年目。米国北東部とカナダを担当する。