厳密には「新機能」ではないが、Office 2011の大きな魅力の一つとして声を大にせずにはいられないのがその価格だ。すべてのエディションにおいて価格が引き下げられ、もっとも安価な「Home and Student(1パック)」はなんと1万3,000円。これまでのOfficeの価格を知っている人なら誰でも驚く安さだろう。

なお「Home and Student」はOutlookが含まれないエディションではあるが、ドキュメントの作成のみにOfficeを利用したいというユーザーには十分の内容と言える。また、発売記念限定パッケージとして、それぞれのエディションで1ライセンスのみの「1パック」(旧来の最小単位は2ライセンス)が登場し、個々のニーズに応じて不要な部分を削り、その分安価に入手するという選択が可能なラインナップとなった。

これまでのバージョンでは、その価格から導入へのハードルは決して低いとは言えなかったOffice for Macだが、新たなラインナップ、価格帯のOffice 2011の出現により、その常識は覆されたと言っても過言ではないだろう。

  • 各エディションの内容と価格
エディション パッケージ 内容 参考価格
Word Excel PowerPoint Outlook サポート
Home and Business 2011 3パック 1年間 33,000円
1パック(※) 1年間 21,000円
Home and Student 2011 ファミリーパック 90日間 17,000円
1パック(※) 90日間 13,000円
Academic 2011 アカデミックパック 90日間 17,000円

※1パックは発売記念限定パッケージ

  • 単体アプリケーション製品
アプリケーション パッケージ サポート 参考価格
Microsoft Word for Mac 2011 通常版 90日間 13,000円
Microsoft Excel for Mac 2011 通常版 90日間 13,000円

Office for Mac 2011 新機能大全

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