パナソニックは21日、「EVERLEDS」シリーズのLED電球「LDA9D-H」(昼光色相当)、「LDA9L-H」(電球色相当)を発表した。発売は11月25日。価格はオープンで、市場価格は、4,500円前後と予想される。

業界No.1の明るさ、825lmを実現した「LDA9D-H」

LDA9D-H/LDA9L-Hは、E26ソケットに使用できるLED電球。昼光色相当のLDA9D-Hは全光束825lmで、電球色相当のLDA9L-Hは全光束650lm。いずれも、全光束で60形/40形の白熱電球を上回り、現時点で業界No.1の明るさを実現している。定格消費電力は9.2Wで、効率は、LDA9D-Hが89.6lm/W、LDA9L-Hが70.6lm/W。

新表記となったパッケージ。ルーメン数が大きく表示されている

LED電球の場合、配光が電球とは異なり、光が一方向に進むため、直下の明るさは同じ全光束の白熱電球よりも強くなる。以前は、この直下の明るさで、白熱電球の何W相当というようにLED電球の明るさを示していたのだが、日本電球工業会よりガイドラインが発表され、全光束以外での表記が難しくなった(電球60形相当と表記するには全光束810lm以上が必要)。

同社では、今回のモデルより、パッケージやカタログなどに、全光束で同等の白熱電球を表記するとともに、それよりも大きく、ルーメン数を表記するという。また、現行の製品についても順次新表記に入れ換えていくとしているが、すでに店頭に並んでいるものなどでは、例えば、同じ「60W形相当」と表記されているものでも、明るさに違いがある(全光束での表記のものは明るく、直下の明るさで表記したものは暗い)ことになるため、しばらくは、注意してほしいとのことだ。