本番環境へアップロードして完成だ!

さあ、いよいよすべてが完成したら、残す作業は本番環境へのアップロードのみ。「BiND4」ではアップロードもなんとワンクリックで行えてしまう。画面右下にある[アップロード]ボタンをクリックするだけで良いという手軽さだ。「FTPクライアントを起動して……」といった従来のWeb制作で要していた手間を省くことができる。実際にアップロードしたWebサイトはコチラよりご確認いただきたい。

公開準備が整ったら、画面右下にある[アップロード]ボタンをクリックするだけでオーケー。全世界に向けて情報を発信することも、「BiND4」の[自動翻訳]パーツを用いれば夢じゃない

完成したTOPページ

完成した自己紹介ページ

完成したポートフォリオページ

完成したコンタクトフォームページ

「BiND4」を用いて作成し、完成したWebサイトの出来は如何だろう。あらかじめ用意されているテンプレートの種類の多さ、それに加えデザインセンスの良さを"自分好み"に塗り替えていくのが基本操作となる。そのため、ゼロから構築する場合と比較しても非常にカンタンだし、「作らなきゃ!」と気負う必要もない。気軽にWebサイトを構築して"創る楽しさ"と"完成披露する喜び"を得られる「BiND4」は、万人にオススメできるWebサイト制作ソフトと言えるだろう。

BiND Serverなら携帯端末やiPhone、iPad向けに自動で最適化

「BiND4」では、ソフトを購入したユーザーを対象とした「BiND Server」サービスを提供している。先にも触れたが、「BiND Server」を用いることで、ショッピングカート機能を実装することや、iPhoneやiPadといった携帯端末に最適化されたコンテンツをワンソースで配信することが可能となる。

今回、特別にデジタルステージより環境を提供してもらい、「BiND Server」のPremiumコースにてコンテンツをアップ。iPhoneよりアクセスしてみた

同様の環境下で携帯電話でもアクセスしてみた。写真ではわかりにくいかもしれないが、無事アクセスすることができた

「BiND Server」についてはデジタルステージのWebサイトでその詳細を確認してほしい

「BiND Server」には、BasicコースとPremiumコースが用意されており、それぞれ行える機能が異なるので、こちらでどのコースが自分に最適かを確認して欲しい。 オススメとしては、「BiND4」を購入した時点で利用することが可能なBasicコースでその機能を確認しておき、「ECサイトを作りたい」「独自ドメインで運用したい」といったニーズが発生したらPremiumコースへの変更を考えるというパターンがいいだろう。

実際に「BiND4」を駆使してWebサイトを構築してみたが、一番評価したいのが「操作において使い手を迷わせない」こと。洗練されたUIと親切なナビゲーションによって、誰もがわかりやすい操作体系を築き上げているのはさすがである。操作がカンタンなのは、今回のレビューで実際に制作手順を観ていただければ一目瞭然だろう。そして、デザインの質を高いレベルへと引き上げてくれる良質なテンプレートの恩恵も忘れてはならない。これだけの機能と手軽さを持った「BiND4」。良きパートナーとして、長く付き合っていけそうなソフトだ。