日立アプライアンスは29日、本体幅はそのままに直径約63cmの大型ドラム槽「ビックドラム63」を採用したドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」の「BD-V7300」および「BD-V5300」を10月16日に発売すると発表した。また、ドラム層の直径約60cmの「BD-V1300」も同時発売する。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は下記の表を参照。

「BD-V7300L(左開き)」カラーは左から、パールシャンパン、パールホワイト

BD-V7300とBD-V5300は、乾燥時の衣類の仕上がりや、たたき洗いによる洗浄力、乾燥効率アップによる省エネ性能の向上を図るために、ドラム槽の直径を従来機種より約2cm大きい約63cmとし、ドラム容積も約82Lから約86Lに向上したドラム式洗濯乾燥機。同社独自の低振動化技術により振動を抑えることで、本体の幅は従来機種と同様の69.5cmに抑えている。

時速約300kmの高速風を生み出す「ジェットファンモーター」で、衣類のしわを伸ばしながら乾燥させる「風アイロン」機能を引き続き搭載。この効果を高めるため、ドラム槽の内側に衣類を舞い上げるアシストリフターを新たに配置している。

洗浄力については、3つのセンサーでドラムの回転速度や使用水量をコントロールする「センサービックドラム洗浄」の効果を高めるため、「回転数センサー」がドラム槽の回転速度をコントロールし、「布量センサー」が衣類の量に合わせて水量もコントロール。また、たたき洗いでは衣類を持ち上げて落とすため、ドラム槽が大きくなることによってたたく力も強まり、汚れをしっかり落とすとのこと。

そのほか、運転時に発生する熱を回収して乾燥時の温風に再利用する「ヒートリサイクル乾燥」方式や、乾燥効率を上げるためにドラムを起こす「ドラム姿勢制御」、洗い時と高速脱水時の回路を切り替える「2ステージDDモーター」などの省エネ機能を引き続き搭載。水の硬度や水温、布質・布量を検知して、洗剤量や洗濯時間・使用水量を調整することでエコな洗濯を実現する「eco」水センサーも搭載した。

同時発売されるBD-V1300は、洗浄機能がビッグドラム洗浄のみ、乾燥機能はビッグドラム乾燥と冷水除湿方式となり、「風アイロン」や「ヒートリサイクル乾燥」などの機能は非搭載。

3機種ともに、左開きと右開きが用意され、カラーはBD-V7300がパールシャンパンとパールホワイト、BD-V5300がライトベージュとライトグレー、BD-V1300がピュアホワイトを展開。

なお、同製品の発表会記事を追って掲載予定。

型式 洗濯・脱水容量 ドラム槽 外形寸法(W×D×H)mm 質量 推定市場価格
BD-V7300L(左開き) /
BD-V7300R(右開き)
10kg 直径約63cm 735×620×1,060 約89kg 30万円前後
BD-V5300L(左開き) /
BD-V5300R(右開き)
9kg 26万円前後
BD-V1300L(左開き) /
BD-V1300R(右開き)
9kg 直径約60cm 735×600×1,037 約79kg 19万円前後